「サッと英作!」は、安田女子大学で実用化された、英作文自動添削ソフトウェアです。従来、英作文を出題するソフトといえば、入力した答えがあらかじめ想定されていた数例の標準的な正解に一致しなければ、不正解とみなされていました。しかし本来、作文問題では正解とされてよいはずの別解がたくさんあります。
つまり、穴埋め問題や並べ替え問題と比較して、作文問題はコンピュータにとって正誤判定や添削をなかなかうまく行えませんでした。それゆえに、作文問題を出題するソフト自体があまりありませんでした。
「サッと英作!」はこの問題を解決すべく、開発したソフトです。以下のような添削を行います。
(クリックすると実際の大きさの画像が表示されます。)・実際に「サッと英作!」をやってみる
(Windows は Internet Explorer 4.0 以降推奨、Macintosh は Netscape Communicator 4.7 以降推奨です。)
BUD言語とは、「サッと英作!」の持つ問題データのうち、正解に関するデータの記述法です。
「サッと英作!」は、内部に膨大な数の正解例をデータとして持つことができます。その全てを学習者が入力した解答と比較し、最も近い正解へと赤入れ添削を行います(上の画像のように)。
その膨大な数の正解例を簡単かつ少量のデータで表現するのが、BUD言語です。
BUDはBasic Universal Descriptionの略ということになっていますが、本当は「サッと英作!」作者の開発当初のメールアカウントにちなんで名付けられました。発音は「バド」です。
・BUD言語の仕様
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従来の授業での英作文指導は、能率良く行うのが困難でした。当てられた学生(数人)が黒板の前に出て答えを書きますが、考えながら書いたり、書き直したりするので、案外時間がかかります。その間、当てられなかった学生は私語をしていたり、ボーっとしていたりします。当てられたのになかなか出て来ない学生もいます(私自身にも昔そういう経験があったりして)。自分の答えを他の人に見られることになるので、できるだけ粘って少しでもいい答えにしたいわけです。だから、他の人がみんな書き終えた頃になってやっと前へ出て書くのですが、やはりこれは時間のロスになります。先生は答えが出揃ったら、説明しながら赤チョークとかで一問また一問と添削していきます。最初からここまで来るのに15分くらいかかります(当然、問題の数によりますが)。それだけの時間をかけて、数問しか添削できないわけです。そして、だらっとしてしまうので、もう一巡やるムードではなくなったりします。
「サッと英作!」だと、全学生が自分の書いた答えに対して添削を受けることができますし、他の人に見られることもないので思い切った答えを素早く書くことができ、問題をどんどんこなせます。安田女子大学の授業の中には90分の授業時間のすべてを「サッと英作!」に充てているものもありますが、速い学生で45問くらい進むそうです。それが毎週なので、担当教員の方から「学生たちも大学に入ってからまさかこんなにたくさん英作文をやらされるとは思っていなかっただろう」という言葉をいただいたほどです。
学生が「サッと英作!」で問題に取り組んでいる間、教師は何をしているかと言いますと、やはりパソコンとにらめっこをしています。「サッと英作!」の問題作成用ページと、メールソフトを起動させています。「サッと英作!」が行った添削に対して学生が「えーっ。自分の答えではどうしていけないんだろう。」という疑問を抱いたときに、その旨を教師に伝えるボタンを押すと、教師にその学生の解答などが書かれたメールが届きます。教師はそれを読み、説明のメールを書きます。学生もまた「サッと英作!」のほかにメールソフトを起動させているので、教師からの返信メールを読むことができます。また、学生の言い分が正しくて、「確かにそれでも正解ですね」という場合は、教師は即座に「サッと英作!」の問題作成用ページで問題データを修正します。
授業の風景も随分と変わったものです。必要なときに教員が学生全体に話すことはあっても、基本的には授業時間中ずっと、みんなパソコンに向かって黙々と作業をしているのです。
Unix サーバーにインストールします。 |
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